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充電できない(基板由来)

基板修理で復旧できる可能性と修理方法

iPhone / Android の「充電できない」症状のうち、バッテリー・ケーブル交換で直らないものは基板側のTristar IC・Tigris IC・USB-C IC などの故障が疑われます。

症状の正確な定義

「充電できない」と一言で言っても症状は様々です:
・全く反応しない
・充電マークは出るが増えない
・純正ケーブルのみ反応しない(Apple アクセサリ認証エラー)
・低速充電しかできない
・ドック(Qi 充電)は効くがケーブルは効かない

いずれも基板側の IC 故障が原因である可能性があります。

混同されやすい症状

単なるケーブル断線・アダプタ故障・ポート内のゴミ詰まりで同様の症状が出ます。基板修理に進む前に、これらを除外することが重要です。

原因の切り分け(診断フロー)

切り分けフロー:
1. 別のケーブル・充電器で試す → 改善するなら周辺機器の問題
2. 別のiPhoneで同じケーブル → iPhone側の問題確定
3. ドックコネクタ内部を掃除(楊枝で慎重に) → 改善するならゴミ詰まり
4. 上記で改善しない → 基板故障の可能性

基板由来の原因

Tristar IC(U2)故障

旧世代 iPhone(6/6s/7/8 等)の充電制御 IC。故障頻度が高い典型 IC。

Tigris IC 故障

iPhone 11 以降の新型充電制御 IC。

USB-C IC 故障

iPhone 15 以降の USB-C 制御 IC。非認証ケーブル使用時に焼損例多数。

充電コネクタ直後の保護回路損傷

TVS ダイオード等の保護部品の焼損。

PMIC 故障

電源管理IC 自体の故障で充電電流を受け付けない状態。

やってはいけないこと

非認証の低価格 USB-C ケーブルを使い続ける

規格外の電圧・電流で USB-C IC が焼損します。

ポートに金属片を差し込んで掃除

ショートでIC が破損します。楊枝など絶縁物を使ってください。

やるべきこと

純正または MFi 認証済みアクセサリを使用する

保護回路が正しく働き、基板へのダメージを最小化します。

ポート内を楊枝で慎重に掃除

埃やゴミによる接触不良が解消することがあります。

基板修理での具体的処置

  1. 抵抗測定:充電ラインのショート有無確認。
  2. 該当IC の交換:Tristar / Tigris / USB-C IC / PMIC をホットエアーで除去、BGA リボールで新品実装。
  3. 保護回路の点検:TVS ダイオード等が飛んでいれば交換。
  4. 動作確認:純正充電器で充電開始・満充電まで確認。

修理に使用する機材

Quick 861DW

IC の除去と再実装

BGAリボールステンシル(機種別)

再ボール作業

料金について

料金は近日公開予定。お見積もりは無料でご案内します。

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※ 最終的な料金は端末の状態診断後にお見積もりを提示します。

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データ復旧の可否

充電できない状態でも NAND は生きているため、データは保持されています。IC 交換で起動復旧できれば通常通りバックアップ取得できます。

よくある質問

Q. バッテリー交換をしても充電できない
A. バッテリーで直らない場合、充電 IC(Tristar / Tigris / USB-C IC)の故障の可能性が高いです。基板修理での IC 交換で復旧します。
Q. Lightning コネクタ自体は交換できますか?
A. はい、Lightning コネクタ単体の交換も可能です。コネクタ交換で直らない場合は基板側の IC 故障と診断します。

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