修理事例 / CASE STUDY
【修理事例】iPhone 14 Pro Max — 水没後リンゴループをPMIC交換で復旧(東京都)
お客様からの症状報告
コーヒーを端末にこぼした直後、Apple ロゴまでは出るが再起動を繰り返す状態。お客様自身がドライヤーで乾燥を試みた後、症状悪化。
初期診断
到着後の初期診断:
・バッテリー単体での通電:起動シーケンス開始するも5秒で再起動
・熱画像カメラでPMIC周辺の異常発熱を確認
・基板裏側のPMIC底面に液体浸入痕を顕微鏡で確認
診断結果:コーヒーによる水没で PMIC 内部に液体が侵入、BGA 半田ボールが腐食し起動途中でシャットダウンが発動している状態。
修理作業
作業工程:
1. 完全分解(約15分)
2. 超音波洗浄機で無水IPAによる洗浄を3回繰り返し
3. 顕微鏡下で緑青(腐食生成物)をガラスファイバーで除去
4. PMIC を Quick 861DW(380℃)で除去、アンダーフィル樹脂も完全除去
5. BGA ステンシルで新品 PMIC に再ボール実装
6. 起動テストで正常起動を確認
7. 3時間のエージングテスト実施、再発なしを確認
修理結果・動作確認
無事に起動を復旧、データも全て保持されていました。お客様にはバックアップ取得後、ご返送いたしました。作業時間合計は4時間、返送までの期間は2営業日でした。
コーヒーを端末にこぼした直後、Apple ロゴまでは出るが再起動を繰り返す状態。お客様自身がドライヤーで乾燥を試みた後、症状悪化。
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